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第5回 電源ONからシャットダウンまであなたの業務を自動化してくれる「ジョブ管理」を味方につけよう

  2010/02/25 07:00

前回は、システムの安定稼働を図るため重要な役割を果たす「監視」について説明しました。今回は、手作業になりがちなシステム運用を自動化するJP1の「ジョブ管理」について解説します。

ジョブ管理とは

 システム運用を自動化するJP1の「ジョブ管理」機能を説明する前に、それを全く利用しないコンピュータシステムの運用現場をちょっとのぞいて見よう。

 毎朝、システム運用オペレーターは利用者が出勤する前にサーバーやネットワークなどの電源を投入し、サーバーOSやデータベース、Webアプリケーションサーバーなどのミドルウェアを立ち上げ、この日の業務を開始する。業務中は、毎日決まった時刻に所定のアプリケーションを実行するだけでなく、5・10日などは商習慣の関係で特別な処理を行なうこともある。一日の業務が終わると、運用実績を日報として印刷したり、データベースのバックアップを取るなどの所定の作業を行い、システムを停止させてサーバーの電源を落とすにいたる。

図1:運用オペレーターの日常業務の一部
図1:運用オペレーターの日常業務

 このように、コンピュータシステムが稼働している間、システム運用オペレーターは各種操作に追われている。ジョブ管理は、簡単に言えば、今挙げたような操作を全て自動化することで彼らの負担を軽減するものである。以下、ジョブ管理の代表的な機能を説明しよう。

サーバーの電源操作を自動化する

 まずは、電源管理について説明しよう。これは、予め設定された年間カレンダーに従い、電源投入やミドルウェアの立ち上げなど起動に関わる操作と、システムの停止に必要な操作を自動化するものだ。

 ただ、単純に電源を投入すれば良いというものではない。例えば、複数のサーバーで構成されているシステムの場合、データベースサーバーを立ち上げた後に、そこへアクセスするWebサーバーを立ち上げるなど、起動順序を考慮する必要がある。

 また、業務中、例えば帳票印刷の途中に杓子定規にシステムを停止してしまうようでは不都合を来たす。よって、それら業務が完全に終了したことを見届けてから、システム停止やサーバーの電源OFFを行わなければならない。JP1では、操作の前後関係や、業務の状況を勘案した上で電源に関する操作を行なうことができる。

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