両社の協業を通じて、NTT Comは、VMwareベースで構成された既存システムをクラウド上に容易に展開可能な専有型クラウドや共有型クラウドを、2017年度第4四半期(2018年1月~3月)より国内、グローバルに順次、提供する。
両社は、これまでも2007年から企業向けクラウドサービス提供において協業を進めてきた。今回の協業範囲の拡大により、NTT Comとヴイエムウェアは、両社の保持するプロダクトを組合せ、企業がオンプレミスで構築した既存システムと「Enterprise Cloud」のシームレスな連携を強化していくとしている。
●ヴイエムウェアとの協業拡大による「Enterprise Cloud」での主なサービス提供内容
- VMware Cloud Foundationによる専有型クラウドの提供
- VMware vCloud Directorを活用した共有型クラウドの提供
- VMware vCloud Availability for vCloud Directorを活用したウォームマイグレーションサービスの提供
また、今後両社は、プロアクティブなセキュリティ管理を可能とするために、ヴイエムウェアのネットワーク仮想化プラットフォーム「VMware NSX」とNTT Comが提供するセキュリティサービスとの連携を検討。その他にも、NTT Comの提供するICT環境可視化ツール「Cloud Management Platform (CMP)」とヴイエムウェアのVMware Cloud Servicesとの連携など、企業のデジタルトランスフォーメーションの加速に貢献していくとしている。