最新版では、既存製品である統合EDI製品「ACMS E2X」「ACMS B2B」と比較し、一定時間における少量多頻度データの処理性能が約5倍向上し、高速化を実現した。これにより、リアルタイムなデータ連携を実現し、正確かつ精度の高い情報提供が可能になるとしている。
また、新たにebXML MS 3.0(JEITA)やBACREX手順の通信プロトコルをサポートし、通信機能を強化た。さらに、管理データベースにPostgreSQLをサポート、運用管理のブラウザとしてGoogle Chromeに対応した。
「ACMS Apex」バージョン1.2での主な新機能は次のとおり。
1. 少量多頻度データ処理の高速化
一定時間での少量多頻度データの処理性能を向上させ高速化を実現。
2. 通信機能強化
・新たに通信プロトロルをサポート:ebXML MS 3.0(JEITA)、BACREX手順
電子機器業界では、NTT東西による固定電話網のIP網移行に伴い、EDI標準のJEITA/ECALGAプロトコルとして、従来型EDIの全銀TCP/IP手順に代わり、インターネットEDIのebXML MS 3.0の利用拡大が予想されることから、これに対応した。また、サイバーリンクスのWeb-EDIシステム「BACREX」に対応した通信プロトコルもサポートした。
3. 稼働環境の拡充
・管理DBに新たなデータベースをサポート:PostgreSQL 9.5、PostgreSQL 9.6
・新たなブラウザをサポート:Google Chrome
4. 移行ツール/通信プロトコルの拡充に伴う追随
新しいプロトコルの拡充に伴い、このツールを活用することで「ACMS Apex」への移行をさらに促進。
5. ブラウザ操作自動化ツール「ACMS WebAgent」と連携
Web-EDIで必要なブラウザ操作をスクリプトにより自動化するツール「ACMS WebAgent」との連携を可能にした。これにより、「ACMS Apex」との統合運用が可能になり、ブラウザ操作にかかる工数を削減。