RPA分野においては、RPAテクノロジーズが展開する「BizRobo!」シリーズの「Basic Robo!」に加え、同分野の世界的企業であるBlue Prism製品の取り扱いを開始する。AI-OCR分野においては、ABBYYジャパンと協業し、同社が取り扱うAIをベースとした次世代文書処理ソフトウエア「ABBYY FlexiCapture」とその関連製品の取り扱いを開始する。
日商エレでは、社内において昨年11月より「Basic Robo!」と「ABBYY FlexiCapture」を実環境で活用し、業務の自動化を実現しているという。たとえば、それまで年間400時間ほど要していた請求書のチェック作業を、RPAとAI-OCRを活用することで自動化し、社員の業務時間を約90%削減したという。また、業務の自動化にあたり、作成されたロボットを労働力(デジタルレイバー)と見なし、運用ルールのガイドライン制定やロボットの台帳管理、エラー検知などを行う管理体制の整備に取り組んでいる。
■日商エレが展開する5つのデジタルレイバーサービス
1. デジタルレイバーコンサルティングサービス
ヒトとデジタルレイバーが一緒に働ける環境を実現するためのノウハウを提供。RPA化、AI-OCRの業務適応可否判断や、デジタルレイバーの活用を前提とした業務の再設計、運用ルールの整備(ガイドライン策定)を支援。
2. RPA・AI-OCRインテグレーションサービス
ニーズに合わせ、最適なソリューションを組み上げるマルチプロダクトのシステムインテグレーションサービス。各種RPAツールとAI-OCRの連携をインフラ設計と合わせて提供。
3. ロボットファクトリーサービス(人材派遣)
ロボット製作のスキルを持った人材を派遣し、顧客サイトでロボット製作、AI-OCRの導入支援を提供。また、業務委託としてロボット製作を支援するメニューもある。
4. RPA教育サービス
RPAを利用したロボット製作をするための教育サービス。また、AI-OCRを利用した非定型帳票の読み取りなどについてのトレーニングも提供。
5. ロボットメンテナンスサービス(4月リリース予定)
エラー検知によるロボットの故障を知らせるとともに、ロボットの仕事内容を管理するサービスを提供。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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