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豆蔵、RPA導入後に期待していた効果を得られない企業向けの新サービス「RPA診断」を開始

 RPAは、市場調査によると既に14%の企業で導入されているが、「期待したほどの効果が得られなかった」「うまく運用できていない」「想定した時間内で、ロボットの業務が終わらない」というケースも少なくないという。

 RPAを導入した後に、これらの問題を解決するためには、単に業務を分析するスキルだけでなく、RPAの仕組みや対象アプリケーションの構造など高度な技術知識やシステム開発スキルを持った「第三者的な視点」が必要となる。そのため、自社だけでは対応が難しい企業が多くなってきているため、今回のサービス提供に至ったという。

 ■サービス内容

 問題解決にあたってRPA診断サービスでは、(1)「要件診断」、(2)「現状診断」、(3)「ロボット診断」の3つの診断を実施し最適な診断書を作成する。

 (1)「要件診断」:RPAで実現したかった“本来の目的”を確認。システム化企画などの上流工程のコンサルティングのノウハウを活かして、業務目線での要件を確認する。

 (2)「現状診断」:実際のRPA運用状況を確認し、要件診断の結果(本来は「何が」出来なければならなかったのか)とのギャップを明らかにする。

 (3)「ロボット診断」:上記で判定されたギャップを埋めていくという観点から、ロボットのソースコードを評価して改善ポイントを抽出して「診断書」を作成。

 診断書で指摘された改善ポイントへの具体的な対応においては、ツールに依存しない柔軟な技術的視点から様々な解決手段を、別サービスとして提供する。

 このサービスでは、見積段階でプレ診断として、業務画面の操作を記録した動画を提供してもらい、事前に診断ポイントを明確にしたうえで、診断を始めていく。遠隔地や、拠点が複数ある場合に有効だという。

 ■診断書の目次(例)

 1. RPAの概要(対象業務、利用部門、RPAオーナー部門、導入時期、使用ロボット)

 2. 要件診断結果

  • RPAの導入時の課題・目的・効果(KPIなど)
  • 要件に内在する問題点

 3. 現状診断結果

  • 導入前の課題の解決状況(定量的、定性的)
  • 現状の処理件数、業務手順における課題

 4. ロボット診断結果

  • 処理速度に関する状況とボトルネックの要因分析
  • 処理フローや例外処理に関する状況と要因分析

 5. 改善ポイント

  • 即時実施可能な業務/ロボットの改善
  • 本格的な業務/ロボットの改善

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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