Pivotalジャパン カントリーマネージャ 正井拓己氏/リードプラットフォームアーキテクト 市村友寛氏
Cloud FoundryはオープンソースのPaaSソフトウェアとして非営利団体「Cloud Foundry Foundation」が推進してきた。そのコアメンバー企業であるPivotalは有償ディストリビューション「Pivotal Cloud Foundry」を提供している。同社が推進する企業のデジタルトランスフォーション支援のための主軸製品と位置づけている。
今回、Pivotalは「Pivotal Cloud Foundry」(以下、PCF)を同社のアプリケーションとフレームワークの総称と変更し、従来のCloud Foundryのコア部分を「PAS:Pivotal Application Service」、「PKS:Pivotal Container Service(KはContainerのKubernetesを意味)」「PFS:Pivotal Fuction Service」の3つの体系にリブランディングした。このうち「PFS」は2018年内のリリースとなる。

同社カントリーマネージャの正井拓己氏は、PCFがインターネットやIT企業だけでなく、非テクノロジー企業、さらにはエンドユーザー部門にも拡大していると述べ、クラウドワークロードの統合運用管理のニーズに応えているとアピールした。
PCF2.0の開発背景としてはコンテナ管理ツールKubernetesが標準化したことによる、クラウドとオンプレミスのハイブリッド環境での運用が浸透してきたことだという。 Cloud Foundryでは、これまでマイクロサービスなどのクラウドネイティブなアプリケーションには適していたが、オンプレミスのレガシーアプリケーションには十分に対応できていなかった。今回の新バージョンで、さらにクラウドとオンプレミスのワークロードの統一的な管理が可能になったという。

「PAS」の新機能としては、「Windows Server 2016のコンテナのサポート」、「Azure Stackのサポート」「運用管理者向けダッシュボードHealthwatch」「NSX-Tとの統合」「統合開発環境Spring Tool Suite、Visual Studio、GitHubのAtom向けのプラグイン」など。
「PKS」ではKubernetesのサポートを強化し、Google Container Engine(GKE)への適合性を常に維持するとともに、オンデマンドプロビジョニング、構成管理基盤「BOSH」による自動運用性なども強化されている。

Kubernetes運用上の問題点を克服したPCF2.0により、開発生産性、運用生産性を高め、適用領域を拡大するとともに、昨年発表したTIS、NTTデータなどのビジネスパートナーも今後さらに強化するという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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