「kBackup Ver.2.0」の主な特徴は次のとおり。
・誤って削除してしまった1件のレコードをリストア
「kBackup」は、kintoneのデータを万一に備えてバックアップするサービス。今回のバージョンアップで1レコードでのリストアが可能になった。
kintoneを利用して、最も多い誤操作がレコード削除になります。これまでのVer.1ではリストアする際に全体のデータをリストアすることしかできなかったが、1レコードでのリストアにより、新たにアプリを作成する必要がなくなるため、ルックアップや関連レコードなどアプリ間の連携に影響を与えることなく復旧させることができるようになった。
・オンラインバックアップでリアルタイムに添付ファイルもバックアップ
ユーザーがkintone側で操作するたびにバックアップを行う「オンラインバックアップ」では、従来添付ファイルのバックアップを行っていなかった。今回のバージョンアップでオンライン・バックアップでも添付ファイルのバックアップを行うようになった。これにより、即座に添付ファイルのリストアが可能になる。1レコードリストアにも対応しているので、添付ファイルを含む該当レコードだけリストアすることも可能だ。
・CSV出力はkintoneに入力できるテーブル形式も追加
kintoneアプリ内の特徴の1つである可変行のフィールドである「テーブル」。「kBackup」はテーブルが存在するアプリでも問題なくバックアップ、リストアが可能だが、kintone側では長い間CSVでの入力が不可能だった。現在、kintoneでもテーブルのCSV入力が可能になり、それに対応するため、「kBackup」でも出力するCSVをテーブル対応したものにした。