仮想化ソリューション(オンプレミス)市場は5,895億円で前年比14.1%増
2017年 国内クライアント仮想化ソフトウェア市場は267万5,885ライセンス、前年比12.0%増で、カテゴリー別では、上位からプレゼンテーション仮想化、デスクトップ仮想化(VDI)、アプリケーション仮想化の順となった(参考資料)。
2017年 国内クライアント仮想化ソリューション(オンプレミス)市場売上額は5,895億円、前年比14.1%増で、ベンダー別では、上位から富士通、日立製作所、NEC、日本ヒューレット・パッカード、IBM、NTTデータの順となった。
2017年 国内クライアント仮想化サービス市場売上額は601億円、前年比29.5%増で、ベンダー別では、上位から富士通、新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)、NTTデータ、NEC、日立製作所、NTTコミュニケーションズの順だった。
仮想化ソフトウェアのベンダーシェアはマイクロソフト、シトリックス、ヴイエムウェアの順
2017年 国内シンクライアント専用端末市場のベンダーシェアは1位から順に、日本HP、デル、富士通、Atrust、日立製作所となった。総出荷台数は、20万4,223台、前年比1.5%減となった。
産業分野別出荷台数別シェアでは、中央官庁/地方自治体/教育が18.4%、金融が15.5%、小売が7.2%、ヘルスケアが1.9%、その他(製造/情報サービス/通信など)が57.0%となり、ヘルスケアとその他のシェアが、昨年より高くなっている。
2017年 国内クライアント仮想化ソフトウェア市場のベンダーシェアは、上位3社はマイクロソフト、シトリックス・システムズ、ヴイエムウェアで、総出荷ライセンス数267万5,885ライセンス、前年比12.0%増だった。
IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストである渋谷寛氏は、「2017年は、自治体におけるインターネット分離/マイナンバー対策需要に加え、金融、製造などの大型案件があり、クライアント仮想化市場はプラス成長となった。2018年は、デジタルワークスペースがさらに革新し、多様な用途/業務への適用が進むであろう。新技術を見極めながら自社環境に適合させることが求められている」と述べている。
今回の発表は、IDCが発行した「国内クライアント仮想化市場シェア、2017年:進化するデジタルワークスペース」にその詳細が報告されている。