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NEC、ネットワーク運用を効率化するセキュリティ統合型SDN製品「UNIVERGE NOE」とマネージドサービスを発表

 企業などのIT部門は、慢性的に高度なネットワークの運用スキルを持つ人材が不足するという課題を抱えている一方、モバイルやクラウドなど新たなプラットフォームを活用し、DX実現による価値創出へ貢献する期待が拡がっている。さらに、ネットワークシステムの運用においては、セキュリティ対策の高度化が進み、SOC(Security Operation Center)やCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の設置・運用など業務負荷が増大している。

 NECはこうした課題に対し、ネットワークにおけるシンプルな運用、迅速なセキュリティリスク対処を実現し、運用の効率化を促進するネットワーク基盤の中核製品として、SDNコントローラ「UNIVERGE Network Operation Engine」を新たに提供するとしている。

 また、顧客の運用負荷を軽減するため、顧客ごとに最適なネットワークをコンサルティングするサービスや、ネットワーク構築時のアセスメントから監視・運用支援までをトータルで支援するサービスメニューを提供していくという。

UNIVERGE NOEを中核としたセキュアなネットワーク基盤による提供価値のイメージ

新製品の特徴

 1. シンプルな運用と迅速なリスク対処を実現するSDNコントローラを提供

 「UNIVERGE Network Operation Engine」は、ソフトウェア型のSDNコントローラで、ネットワークにおけるシンプルな運用と迅速なセキュリティリスク対処を実現。今までSDNでは制御できなかったWi-Fi機器や各種セキュリティ機器、IoT/OT機器など、さまざまな機器の設定を一元管理できるほか、複雑なネットワーク状態の可視化や、障害発生時の状態分析による迅速な障害範囲の把握など、幅広い顧客に対応可能なネットワークの運用を可能とした。

 また、NECのLANスイッチ「UNIVERGE QX」シリーズが組み込まれた既設のネットワークでも、「UNIVERGE Network Operation Engine」の導入により、セキュリティインシデントの対処にかかる時間を数時間から数秒に短縮する。

 2. ネットワークおよびセキュリティのマネージドサービスを新たに提供

 ネットワークとセキュリティ、それぞれのマネージドサービスを体系化し、顧客のDXを加速させるトータルマネージドサービスを提供する。

 セキュリティ対策を重視したネットワークを提案する3つのコンサルティングサービスメニューや、クラウド上のSDNコントローラから拠点のルータ設定を一元管理し、データセンターを経由せずに外部のクラウドサービスに迅速かつ効率的にアクセス可能とする「クラウドアクセス最適化サービス」、また、拠点においてマルウェア等に感染した端末のインターネットアクセスを自動的に遮断し、感染拡大のリスクを低減する「サイバー攻撃自動防御サービス」を提供する。

 さらに、セキュリティリスク対処の迅速化のため、検知した情報の攻撃性、脅威度を分析し、セキュリティインシデントにつながると判断した情報のみを通知する「高精度分析サービス」などのメニューを提供。

 ■発表された製品とサービス(カッコ内は販売開始時期)

  • UNIVERGE Network Operation Engine:(2018月12月)
  • コンサルティングサービス(2018年10月)
  • クラウドアクセス最適化サービス(2018年12月)
  • サイバー攻撃自動防御サービス(2019年2月)
  • 高精度分析サービス(販売中)

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