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ISID、エンタープライズアプリケーション開発基盤「aiuola」を発表。アプリケーション2種も提供開始

 「aiuola」は、デジタルビジネス時代の環境変化に呼応する柔軟性と俊敏性の実現、グローバルなグループ経営に求められる高度な業務要件への対応、そして社員の働きやすさと生産性を向上させるユーザー体験(UI/UX)の創出を開発コンセプトとし、従来のエンタープライズシステム開発手法とは一線を画す新しい設計思想でつくられたアプリケーション開発基盤だという。

 ISIDは、「aiuola」のコンセプトを広く顧客企業に発信していくとともに、会計・経営管理・人事などの基幹系システムおよびその周辺領域において、新たに開発するアプリケーションに順次適用していく計画だとしている。

 ISIDは、2016年から新たな開発基盤の構築に取り組んできた。最新のテクノロジートレンドに精通した技術者を社内外から集め、約20名の専任組織を組成。デザイン思考のアプローチを取り入れ、オープンソースやAPIエコノミーを積極的に活用することにより、最新のコンシューマー向けテクノロジーと、強みとしてきたエンタープライズシステム領域の知見を融合した、次世代アプリケーション開発基盤を実現したという。

「aiuola」の特徴

 1. 柔軟・俊敏な開発環境と優れたUI/UXを実現

 「aiuola」の構築には、モックアップやプロトタイピングを多用するアジャイル開発手法を採用しており、常に変化するビジネス要求やテクノロジートレンドを柔軟・俊敏に取り入れて進化し続ける開発環境を実現。

 この環境の下、マニュアル不要の直感的な操作性や過去履歴に基づく入力サジェスト、様々な通知/リマインダー等、すべてのアプリケーションに共通して求められる優れたUI/UXを予めコンポーネント化して実装した。これにより、開発生産性を飛躍的に向上させつつ、使いやすさを追求したアプリケーション開発を可能としている。

 2. オープンソースやAPIエコノミーの活用により、つながりやすさを実現

 「aiuola」は、アプリケーションごとに必要となる機能をすべて個別に開発するのではなく、すでにある優れた技術やサービスの積極的な活用を設計思想としている。様々なオープンソースを採用するとともに、ビジネスチャットやスケジューラなどのメジャーサービスや既存システムとのAPI連携を想定して設計されており、つながりやすさを実現することで各アプリケーションの付加価値を最大化する。

 3. 多岐にわたる業務要件をパターン化・共通化し、開発生産性を向上

 「aiuola」は、多岐にわたる業務に共通するデータ構造(階層や親子関係など)や付加機能(有効期間管理や公開範囲設定など)を、UI、アプリ構造、データモデル等の観点でパターン化し実装している。

 また、マルチカンパニー対応や多言語・複数タイムゾーン対応、企業グループ内の統合的認証・認可管理、企業ごとの固有要件に対応するロジックカスタマイズなど、アプリケーション共通の業務要件に対応する機能を予めコンポーネント化して実装している。

 これにより個別アプリケーションの開発生産性を高めつつ、グローバルなグループ経営に求められる複雑で高度な業務要件への対応を可能にしている。

 ISIDは今後、「aiuola」のさらなる強化を図るとともに、「aiuola」を活用した多彩なアプリケーションを開発・提供し、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していくとしている。

経費精算システム「Ci*X Expense」と自動仕訳システム「Ci*X Journalizer」

 ・「Ci*X Expense」――企業固有の複雑な経費処理に対応

 「Ci*X Expense」は、企業固有の複雑な処理にパッケージ標準機能で対応するとともに、企業グループ向けの豊富な機能を備えた経費精算システム。「aiuola」が提供する、マニュアル不要の直感的なインターフェースや充実した入力サポート機能により、優れたユーザー体験を創出し、ユーザーである社員1人ひとりの働きやすさや生産性向上を支援。

 ・「Ci*X Journalizer」――仕訳データ連携をノンプログラミングで実現

 「Ci*X Journalizer」により、ノンプログラミングで会計システムとの仕訳データを連携することができ、また複数の周辺システムと会計システムを連携することができるため、システム導入にかかる期間やコストを最小化することが可能となる。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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