最新版では、金融EDIの高度化に向け、12月25日から稼働するプラットフォーム「全銀EDIシステム(ZEDI)」連携するZEDI連携機能を実装した。また、IBM MQアダプタを提供するなど機能を拡張した。これにより、企業のZEDI対応を容易にし、ワンパッケージで金融EDIと商流EDIを統合管理できることから、EDI業務の一層の効率化、運用コストの削減を図るという。
また、「ACMS Apex」は、企業のデータ連携だけでなく、グループ企業間やSaaSのデータ連携基盤として、リソースの共有や配分、運用を効率化するテナント機能を実装しており、SaaS提供企業を中心に採用が進んでいるという。最新版で提供するZEDI連携機能において、次のEDIサービスがZEDI対応を予定している。
- TIS SaaS型EDIサービス「TEDIOS-II」
- オージス総研 EDIアウトソーシングサービス
「ACMS Apex」バージョン1.3の主な新機能
1. データ連携機能の拡張
・ZEDI連携機能を実装:ZEDI対応に必要なXML電文の作成・変換機能と通信プロトコルJX手順、企業認証用のクライアント証明書の取得・更新機能を実装。
・IBM MQアダプタの提供:IBM MQアダプタにより、IBM MQアプリケーション間との非同期的なメッセージ通信を実現。
2. 新たな稼働環境
・新たなクラウドプラットフォームをサポート:Microsoft Azure
・管理DBとして新たなデータベースをサポート:Microsoft SQL Server 2017、Amazon RDS for Oracle、Amazon RDS for MySQL
・オルタネート(代替)サーバとして新たなサポート:Microsoft Windows Sever(Oracle JDK 8の利用が前提)
・マルチブラウザでの運用管理用に新たなブラウザをサポート:Mozilla Firefox
3. 通信機能を強化
・通信プロトコルebXML MS 2.0 において、データ改ざんを防止するためのハッシュ関数であるSHA-2に対応。