「MVISION」は、Windowsデバイスを守る「Endpoint」とiOS/Androidを守る「Mobile」、この2つを一元管理する統合管理サーバ「ePO」(ePolicy Orchestrator)、および、CASB(Cloud Access Security Broker)でクラウド利用を一元管理する「Cloud」の4つで構成されるセキュリティソリューションになる。
富士通SSLは、「Endpoint」「Mobile」「ePO」を、FJQSは「Cloud」を取り扱い、各社の得意分野とノウハウを活かし、企業の要件に合わせて共同で「MVISION」を提供する。
「MVISION」は、「ePO」「Endpoint」「Mobile」でエンドポイントセキュリティを、「Cloud」でクラウド環境のセキュリティを包括的に管理するソリューション。エンドポイントセキュリティについては、従来複数のコンソールで管理していたセキュリティ製品やアプリケーションを「ePO」で一元管理することで、効率的に安全なエンドポイント環境を実現する。
Windows Defenderなどのサードパーティにも対応し、SaaS型コンソールのため、既存環境から容易に移行でき、短期導入が可能だという。クラウドセキュリティについては、社内で利用されている全てのクラウドサービス(SaaS、IaaS、PaaS)の利用状況を可視化し、管理することで、リスクを低減することができる。
また、アクティビティ監視やアノマリ検知、データ損失防止(DLP)や共有制限などの機能を備えており、さらなるセキュリティ強化が可能だとしている。
「MVISION」の特徴
1.「MVISION ePO」――効率的なデバイス管理を実現
SaaS型の統合管理サーバ「MVISION ePO」で、「MVISION Endpoint」「MVISION Mobile」を一元管理。McAfee製品をはじめWindows Defenderなどサードパーティのアプリケーションを含むエンドポイントのセキュリティ環境を単一コンソールで可視化し、リスク管理を行うことができる。SaaS型のため維持管理やサイジングが不要で、インフラコストも削減可能。
2.「MVISION Endpoint」――Windowsデバイスの強固なセキュリティを実現
従来のMcAfee Endpoint SecurityとWindows Defenderの組み合わせにより、Windows 10独自のセキュリティ機能を強化。McAfee Endpoint Securityの機械学習機能、認証情報の窃盗監視機能、ロールバック機能で高度なファイルレスマルウェアの脅威も阻止し、強固なセキュリティを実現。
3.「MVISION Mobile」――iOSとAndroidの保護を実現
ユーザーの操作性を損なわずにiOS/Androidデバイスをリアルタイムに保護。公共のアクセスポイント、モバイル通信など、ネットワーク接続方法に関係なく、常にモバイルデバイスを保護する。BYODのモバイルデバイスに対しても、プライバシーを侵害することなく常時安全な環境を保つことができる。
4.「MVISION Cloud」――クラウドデータの保護も実現
全てのクラウドデータ、コンテキスト、ユーザーの動作を可視化し、クラウドと送受信される機密情報を保護。クラウドサービス内のポリシー違反やセキュリティ脅威をリアルタイムで検出し、アクションを実行することで、常に安全なクラウド利用を実現。
なお「MVISION Cloud」は、分析やコンサルティング、運用をサポートする「クラウド利用監視サービス」として提供する。