システム開発においては、最初の要件定義とそれを満たしているかどうかのテストが重要となる。HPは、品質管理プロセスにおける要件管理とテスト管理を同一プラットフォーム上で統合的に管理するソフトウェアソリューションを発表した。
「HP Quality Center 10.0」は、要件定義、要件変更、テスト項目、テストスケジュールといったプロセスを再利用しやすいように標準化し、全社レベルでの品質管理を可能にするという。また、同社の自動機能テストソフトウェアであるHP QuickTest Professional softwareと連携して、自動テストが利用する各種リソースの集中管理もできるようになっている。
そのほか、要件、テスト、ビジネスコンポーネントといったリソースの変更履歴を管理する「バージョン管理」、任意の時点の内容をベースライン(基準点)としてキャプチャーする「ベースライン管理」などがある。
HP Quality Center 10.0は、「Starter Edition」「Enterprise」「Premier」の3つのエディションで構成され、それぞれ4月1日から販売開始の予定だ。