ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は、19日の時点で、ソフトバンクの子会社であったソフトバンクIDCソリューションズ株式会社(SBIDC)をYahoo! JAPANの100%子会社とすることを発表し、その中でも吸収合併の予定があることを述べていた。
Yahoo! JAPANはすでにSBIDCの全株式を取得している100%子会社なので略式合併となる。したがって、それぞれの承認株主総会は開催されない。議決は25日の取締役会で承認され、合併は3月30日に発効する。
今回の合併の目的は、データセンターを自社所有とすることで今後予想されるサービス増強などに、戦略的かつ効率的に対応するためとしている。グーグル、マイクロソフト、IBM、ちょっと変わったところではKDDIなどがデータセンター事業に注力しているように、昨今のSaaS、クラウドブームを物理的に支えているのは、サーバーとストレージだ。ポータル事業やISP事業を大規模に展開する企業にとって、データセンターを自社所有することは必然ということだろう。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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