企業の扱う文書は、企画書、議事録、営業報告書など非定形型のものが多く、また構造化もされていない。そのため、そこから有意な情報を検索することやナレッジベース化が困難とされてきた。今回、ウルシステムズとジャストシステムが発表した「ドキュメント・インテリジェンス(DI)」とは、企画書や報告書のテンプレートに属性情報を組み込むことで、データベース化、文脈検索などをサポートするものだ。属性情報の抽出やデータベース化は自動的に行われるので、新たにナレッジベースを構築するような手間はいらない。
ウルシステムズは、DIのための非定型情報のモデリングや分析手法のノウハウや技術を活用し、企業のDI導入のコンサルティングやシステム構築を行う。ジャストシステムは、DIツールとして企業向けのサーチプラットフォームとなる「ConceptBase Enterprise Search 1.1」と「Excel文書構造化オプション 1.0」を提供する。
ConceptBase Enterprise Search 1.1(CES 1.1)はテラバイト級の大規模運用に対応した、日本語解析による高度な検索機能を持つエンジンだ。Excel文書構造化オプション 1.0は、CES 1.1のオプション製品で、Excel文書をXMLによって構造化し柔軟かつ的確な検索を可能にする。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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