HPは、同社が提供する「HP IceWall SSO」システムがセールスフォースのSaaSサービスへのシングルサインオン認証の検証で、動作に問題がないことを確認した。HPでは、3月に「HP IceWall SSO」が「Force.com AppExchange」に登録されることに伴い、同製品のライセンス販売や導入サービスを展開する。
また、NTTコミュニケーションズ(NTTCom)は、認証基盤部分に「HP IceWall SSO」を利用した「セキュアコネクト」を提供している。HPのシングルサインオンシステムがセールスフォースに対応したことで、NTTComもセキュアなSaaSサービスへの接続システムを展開する。さらに、セールスフォースへのVPN回線サービスである「Salesforce over VPN powered by NTT Communications」との組み合わせることで、アクセス回線からSaaSサービスまでをセキュアに構築できるという。
企業では内部統制にからみシングルサインオンなどID情報やアクセス制御の統合管理が進んでいる。一方、SaaSやクラウドコンピューティングによる外部サービスのID管理はポリシーの例外扱いとなり、セキュリティの問題になりがちだ。両社が提供するシングルサインオン認証のシステムがセールスフォースに対応したことで、社内の認証ポリシーやIDはそのままで外部サービスの利用が可能になる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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