ラネクシーとネットワールドは、ラネクシーのクライアント操作ログ管理ソフトウェア「MylogStar」(マイログスター)と、ネットワールドが取り扱うCitrix専用Raspberry Piベースの次世代シンクライアント「NComputing RX-HDX」との連携検証を完了したことを、3月6日に発表した。
「MylogStar」と「RX-HDX」の連携では、「RX-HDX」でアクセスする「Citrix Virtual Apps and Desktops」環境に「MylogStar」の監視モジュールを導入することで、接続ユーザーごとにクライアント操作ログを取得し、証跡管理を行う。また、取得したログを活用することで、業務可視化・効率化の観点でも活用が可能になっている。
これにより、「Citrix Virtual Apps and Desktops」環境のセキュリティを担保し、場所や時間にとらわれない、スマートで柔軟性の高い働き方を支援するITインフラ整備が実現する。
さらに「RX-HDX」は、デスクトップ仮想化のエンドポイントに加えて「Citrix Workspace Hub」としても使用され、「MylogStar」との連携によって、セキュアな次世代ワークスペースを提供できる。
「MylogStar」は、問題発生時の原因究明と拡散防止に役立つ追跡機能を提供するクライアント操作ログ管理製品。物理・シンクライアント環境を問わず、環境に合わせて正確な操作ログを取得でき、取得した操作ログはPCによる業務状況の可視化にも使える。
「RX-HDX」は、Citrix専用に開発された、ネットワールドが販売するRaspberry Piベースの次世代シンクライアントデバイス。クアッドコアBroadcom 2837 SoCを採用するとともに、無線LANとBluetoothに対応した「Raspberry Pi 3」プラットフォームをベースに機能拡張している。