オートメーション・エニウェアは、従業員が業務アプリケーション上で行っている作業プロセス全体を分析して、RPAによるプロセス自動化の最適化とソフトウェアBotの開発を、AIで支援する新テクノロジー「Automation Anywhere Discovery Bot」(Discovery Bot)を、グローバルで順次提供していくことを、3月10日に発表した。
「Automation Anywhere Discovery Bot」は、プロセス・ディスカバリーと呼ばれるテクノロジーをもとに開発されている。このテクノロジーは業務プロセスを改善するための定義や分析に利用されており、AIと機械学習で、複数の業務アプリケーションを使用しながら行うプロセス全体を記録し、繰り返し行われるプロセスのパターンを検出して分析する。
分析の中では、自動化によって最大の効果を得られるプロセスを特定し、ROIの高さで優先順位を付けて、記録したプロセス全体を最適に自動化するBotを生成する。これによって、業務プロセスを自動化するまでの準備時間を早められる。

本製品は、同社のクラウドネイティブなインテリジェント・オートメーション・プラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise A2019」上で稼働し、RPA、AI、機械学習のテクノロジーを活用しながら、自動化の効果が高い業務プロセスを特定し、実行するまでの期間を短縮できる。また、クライアントへのインストールが不要なので、社内のどの部門でも利用可能となっており、事業部門のユーザー、IT部門、Bot開発者がWebベースの同じインターフェースでコラボレーションしながら、自動化する業務プロセスの特定にかける時間短縮を実現する。
同社は、「Automation Anywhere Discovery Bot」をパイロットプロジェクト向けに提供しており、数か月後の販売を予定する。なお、日本での提供時期は検討中となっている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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