日本電気(NEC)は、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するセキュアなシステム構築に向け、IoTデバイスの真正性を確保するセキュリティサービスを、7月に発売する。
同サービスは、NECのIoTセキュリティ製品と、セキュアに製造されたエッジデバイス、ブロックチェーン技術を組み合わせたもの。

NECが新たに提供するセキュリティサービスの概要
第1弾として、厳密なデバイス認証に必要な証明書機能を搭載したエッジデバイス「NEC AI Accelerator」と、その管理ソフトウェア、IoTセキュリティ製品群を含むサービスをトータルで提供し、エッジデバイスを中核としてシステムをセキュアに保つ。
エッジデバイスは、製造履歴(部品・検査情報など)や物流履歴をブロックチェーンで証跡として記録・管理しているため、真正性が確保されている。
同サービスは、オフィスの顔認証入退で活用するカメラやゲート、経済産業省が発行した「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」で注目される空調やエレベータなどのビル設備管理、デバイス・コンポーネントレベルでのセキュリティ考慮が必要な産業用制御装置といった、IoTデバイスの管理に役立てられる。
なお、同社は今後、エッジデバイスの真正性確保、IoTデバイスの真正性の確保、自社・パートナー製品へ対象製品の拡充という3つのステップを通じて、サービス強化を進めていく。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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