アイ・ティ・アールは、国内におけるRDBMS市場規模の推移および予測を、4月9日に発表した。
2018年度の国内RDBMS市場の売上金額は1200億円、前年度比16.2%増と高い伸びとなっている。市場を牽引しているのはマイクロソフトとAmazon Web Servicesで、高成長の背景にはWindows Server 2008のサポート切れにともなうPCサーバの出荷台数増加、DBMS買い替え需要の拡大がある。
アイ・ティ・アールでは、2019年度はやや伸び率が下がるものの、同11.6%増と堅調な伸びを見込む。
同市場を、提供形態によってパッケージとSaaSに分けると、SaaS市場の2018年度の売上金額は120億円と、パッケージ市場と比較して市場規模はまだ小さいものの、ここ数年は急速な成長率を維持している。
2019年以降もSaaS市場は高成長を維持し、パッケージ市場のCAGR(2018年度~2023年度)が5.3%なのに対して、SaaS市場は同43.5%、2023年度には730億円に達すると予想される。