デロイトトーマツグループのデロイトトーマツリスクサービスは、企業が全社レベルでデータ利活用を高度化しつつ、データリスクの最適化を実現するデータ管理基盤「スマーターデータ基盤」の、構築に向けたアドバイザリーサービスの提供を4月13日に開始した。
今回、提供を開始した「スマーターデータ基盤」構築アドバイザリーサービスでは、企業のデータ管理に関わる基本要素である戦略、統制、業務、組織・人材、品質、技術を、スマーターデータ基盤の構成要素とし、各要素の成熟度を見える化することで全体最適の視点で段階的に強化していく。
各要素の強化によって、全社レベルでのデータ利活用高度化とデータリスク最適化を実現。デジタルガバナンスコードにおいて期待される、成長に向けた攻めのIT投資・デジタル活用と、その進捗状況の把握を支援する。
戦略、統制、業務、組織・人材、品質、技術のうち、どの要素が不十分なのか、全体像として表現されるために、効率的な実行計画の策定に結びつけることができる。実行計画では、各要素の詳細評価を参考に各要素の目指すべき成熟度レベルを設定し、そのレベルに到達するために実現すべき対応を整理。データ利活用、またはリスクコントロールの実現容易性を加味した優先度の設定を行う。
各社に合った6要素5段階のアプローチをベースに、早期の成功体験を積み重ねることで、スマーターデータ基盤に近づける。
導入・運用フェーズでは、この可視化された成熟度を起点に、同社が現行業務におけるデータ利活用の目的と課題を整理し、PoC実施から本番導入および本番運用までをPMO(Project Management Office)機能を中心に、それぞれの課題を解決する個別ソリューションの導入を支援する。