マカフィーは、5月13日、2020年の法人向けビジネス事業戦略を発表した。2020年は“クラウドネイティブでオープンな統合セキュリティの提供”をキーメッセージに加えて、クラウド環境全域にわたるセキュリティの強化を推進する。あわせてエンドポイント対策では、クラウドネイティブなアプローチを基に、高度化する脅威に対してより精度の高い防御の実現と管理運用負荷の軽減に注力していく。
同社は、2020年3月にデバイスからクラウドまで、作業が行われるすべての場所で、単一のデータ保護と脅威の防御を可能する「Unified Cloud Edge(UCE)」を発表。米Gartnerが提唱したデバイスやユーザーの場所に依存しないセキュリティフレームワーク「Secure Access Service Edge」実現への第一歩を踏み出した。
これに続く取り組みとして、4月には米Light Point Securityの買収手続きを完了し、UCEへの統合を進めている。さらに、IaaS/PaaS環境を強化するため2019年8月に買収した米NanoSecの技術を活用して、コンテナおよびワークロードセキュリティの機能拡張を行うなど、サービスおよび機能拡充を進めてきた。
新型コロナウイルス感染症の影響で急速に進む在宅勤務に不可欠な、クラウドサービスへの対応については、セキュアなIT環境整備に向けて注意喚起や対策支援を推進していく。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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