マクニカネットワークスは、5月21日に「テレワーク環境セキュリティ評価サービス」の提供を開始した。同サービスでは、2月にマクニカが関係会社化したS&Jとともに、テレワーク環境におけるセキュリティ課題の有無を評価し、企業へ改善アドバイスを行う。 「テレワーク環境セキュリティ評価サービス」は、同社がユーザーの社内環境セキュリティアセスメントサービスとして提供していたセキュリティ評価を、テレワーク環境向けに特化させたもの。 社内環境におけるセキュリティアセスメントの知見に、総務省の「テレワークセキュリティガイドライン第4版」の内容解釈を加味して作成した脅威シナリオをもとに評価する。また、おもに技術的なセキュリティ対策の充足度の状況を可視化し、企業が導入したテレワーク環境の現状課題と改善項目を明確化。対策案を含めた報告を行う。 具体的には、ヒアリングを通じてユーザーごとのテレワーク環境に合ったシナリオを選定・評価し、「テレワークセキュリティガイドライン」に記載されているシステム管理者が行うすべき6項目の対策の達成度評価を実施する。
同サービスは、マクニカネットワークスが提供する「侵害リスク調査サービス」を補完するものとなる。テレワークへの移行で発生するリスクを可視化し、ユーザーの実環境を調査するサービスとあわせて利用することで、テレワーク環境の課題点の整理と把握から実際の侵害範囲まで、テレワークにおけるセキュリティ調査を幅広く実施できる。 また、同サービスの報告における改善項目に対応する上で、具体的な対策が必要な場合は、ユーザーのテレワーク環境のセキュリティ充足度を加味した上で、適切な製品・サービスの提案、実装支援を行う。