兵庫県神戸市と日本マイクロソフトは、「働き方改革」「スマートシティ実現に向けたデータ連携基盤の推進」「デジタル人材育成・交流」「子どもや青少年の学びの支援」の4項目において、包括連携協定を締結した。
同協定は、新型コロナウイルス感染症への対策を契機に締結された。デジタルトランスフォーメーション推進による働き方改革関連として、マイクロソフトの知見による職員向けオンライン研修実施や、デジタルツールの利活用推進などが定められている。
スマートシティ実現に向けたデータ連携基盤の推進では、日本マイクロソフトが神戸市によるデータ連携基盤の検討に参画するほか、海外スマートシティのデータ連携基盤の調査研究、市民との接点の改善を含むスマートシティサービスの試行プロジェクトなどを行っていく。
デジタル人材の育成および人材交流については、デジタル活用人材を育成するためのサービスデザイン思考ワークショップを開催。また、政策形成やビジネス創出にAIを安全かつ有効に活用するためのAIビジネススクールなども実施する。
デジタルを活用した子どもや青少年の学びの支援では、家庭学習の補完となるオンライン双方向通信などの充実化支援や、子どもたちの主体的な学びを支援するさまざまなデジタルツールとその効果的な利用方法を提供する。さらに、コミュニケーション教育ツールとしてのチャットボット活用可能性の検討などを行うことが取り決められた。