OKIは18日、デジタルサイネージ市場向けに、広告の効果測定機能を組み込んだ顔認識ミドルウェア「Signage Eye(サイネージ・アイ)」の販売を開始すると発表した。出荷は25日の予定。これまで、OKIの顔認識エンジン(FSE)は携帯電話向けサービスサイトやデジタルカメラなどに応用されている。
デジタルサイネージは、ネットワーク機能を搭載するなどしてインテリジェントな広告コンテンツを表示する屋外型ディスプレイ端末だ。この数年で、電車、タクシー、公共スペースなどへの普及が進んでいる。
Signage Eyeは、顔認識機能によって対象者の年齢や性別を判別し、ターゲティング広告を可能にする。最適な広告コンテンツ表示を制御できるだけでなく、効果測定にも応用可能だ。OKIでは、これらの機能がミドルウェアとしてパッケージ化されているので、幅広い端末やOSに組み込むことが可能としている。
なお、撮影した映像は保存されず結果だけを利用するので一定のプライバシーは守られるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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