東京大学物性研究所(以下、物性研)は、デル・テクノロジーズによる新スーパーコンピュータシステム一式「Ohtaka」を導入した。物性研では、新物質の合成、新規なナノ構造の作製、独創的な測定手法の開発などを研究しており、今回その研究基盤として本システムを採用したという。
同システムは、2020年8月に導入を開始し、10月より全面稼働する予定で、全国の物性研究者に利用が公開される。
理論演算性能は約6.9ペタフロップスの国内屈指のスーパーコンピュータシステム。これは旧スーパーコンピュータシステムの約2.6倍の性能で、物性科学研究に必要な大規模な数値計算やシミュレーションをより効率的に行うことができるため、研究業務が加速されることが期待されるとしている。