ぺガジャパンは10月15日、世界的パンデミックによって劇的な変化を遂げたビジネス環境における、未来のテクノロジーの役割に関する世界規模の調査についての分析結果を発表した。調査会社Savantaが実施し、3,000人以上のシニアマネージャー層と第一線で活躍するITスタッフを対象を対象にしたという。
本調査によると、回答者の圧倒的多数(84%)が将来起こりうるパンデミックまたは同様の混乱への準備に対して「優先順位が高い」と回答。これは、3分の1(31%)がCOVID-19の影響について「まったく準備していなかった」、または「あまり準備していなかった」と回答したことを考慮すると、驚くべき割合ではないとしている。
また、回答者の半数以上(51%)は、「将来のパンデミックによるビジネスへの影響を防ぐため、AIとクラウドソリューションへの投資を増やす」と回答している。
他のタイプのテクノロジーがどのような変革をもたらす可能性があるかについての調査結果は、下記の通り。
- テクノロジーが人と一体に:回答者の84%が「インテリジェントマシンと共に快適に作業できる」と回答し、73%が「労働力」という用語に人間の従業員とインテリジェントマシンの両方を含める必要があることに同意している。また、61%は、「インテリジェントマシンで管理されていても幸せだ」と回答している
- ローコードの台頭:回答者の82%は、「ITは、従業員が独自のテクノロジーソリューションを構築および実装できるプラットフォームとシステムを提供する必要がある」と回答。一方、回答者の半数以上(55%)は、「業界内の『全員』または『過半数』の労働力のいずれかは今後5年間でローコードスキルを必要とする」と答えている
- インテリジェントな自動化は時間を節約し、創造性を向上:80%は、「インテリジェントな自動化が人の作業負荷を軽減するのに役立つ」と回答し、3分の1以上(36%)が、「過去2年間で週に最低1時間、最高9時間の労働時間を節約した」と述べている