10月29日から4日間にわたり、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで「ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市 2020」が開催されている。今回はこの会場に加え、オンラインでの展示会も実施され、「複合型」で展開する。「ツーリズムEXPOジャパン」との同時開催で、「新しい生活様式」のソリューションも紹介される。県内外から42団体が参加し、ITソリューションを中心に展示ブースでの紹介や事例紹介などを行う。
二回目となる今回、「ResorTech Okinawa」では、観光関連、都市技術の他、5G通信、MaaS、VR/AR、ロボット等をはじめとする展示とセミナー、シンポジウムがオンラインとオフラインで提供される。
オープニングセレモニーで稲垣純一実行委員長は「新しい日常で安心安全を守り、持続可能な社会を築くための、IT利活用こそが、人々の暮らしに役立つソリューションとして強く求められている。その提供をまさに『複合型』で『未来のあたりまえ』の形で実現したい」とイベントの意義を語った。
続いて玉城デニー沖縄県知事が挨拶(代読:玉川副知事)し、「アジア、太平洋地域の近接性を活かし、“リゾテック”で、沖縄から世界に発信するイノベーションをめざしたい」と語った。
「リゾート×テクノロジー」というコンセプトで、国内外企業のビジネスマッチングを図り、次世代の産業の醸成と進化を促していくという目的は、withコロナ状況のもとで一層強化され、来場者、出展企業の交流の活性化をめざすという。
期間中は、台湾のデジタル担当大臣 オードリー・タン氏の講演、同氏と玉城デニー知事による対談、星野リゾート代表らによるシンポジウムの他、自動運転、AI、ロボット、シビックテックのキーパーソンによる「DXシンポジウム」も開催予定。
また、自治体向けサイバーセキュリティセミナーや、アジア各地でのIT実証実験の発表などもおこなれる。また観光、飲食、小売、農業、水産業、製造、医療など産業全体に係るデジタル関連企業の展示される。
セミナー、および展示の内容はオンラインでも視聴可能となっている。