NECは9日、SAN向けストレージ製品「iStorage Dシリーズ」の新製品2機種を発表し、同時に増設ドライブや周辺ツールなどの値下げを発表した。発表された新製品は「iStorage D8-30」と「iStorage D3-10i」の2機種で、D8-30は仮想化技術により、最小構成から複雑なボリューム構成のSANの構築に対応可能なシンプロビジョニング機能を搭載している。D8-10iは、iSCSIインターフェイスに対応した、中規模向けのストレージ製品だ。廉価モデルではあるが、オプションで高速バックアップなどが可能なレプリケーションソフトも追加された。
新製品の投入に伴い、増設ハードディスクや制御ソフトなどオプション製品の価格も改定された。オプション製品については最大40%程度の値下げになり、保守サポート料金も最大で60%値下げしたという。本体の省電力化、運用コストの低減化とともに、企業のITコスト削減ニーズに対応する。