日本電信電話(以下、NTT)とSAPは、12月7日、両者がそれぞれの顧客、サプライヤ、共創イノベーターとしてサービスを提供する全方位的なパートナーシップ構築に向けた戦略的提携の拡大について発表した。
本戦略的提携により、デジタルでつながるグローバルなバリューチェーンを構築し、リモートワールドやコネクテッドワールドを支援するソリューションの提供を行う予定だとしている。これらソリューションは、SAPのインテリジェントエンタープライズのビジョンにかなうものだという。
また、SAPのIoTやエッジコンピューティング、機械学習を含むインテリジェントな技術と、NTTのICT技術やハイブリッドクラウド技術を組み合わせ、これらコネクテッドバリューチェーンソリューションの共同開発およびマーケティングを行うことにより、顧客、サプライヤ、小売業者、製造業者、配送業者にわたって統一化、自動化された連携を可能とする。デジタルコネクテッドバリューチェーンは、パフォーマンスを改善し、顧客体験を変革するもので、新たなビジネスモデルの構築が可能になるという。
さらに、データに対するリアルタイムのアクセスと分析を可能にすることで、企業がその情報を活用して、以下のようにサプライチェーン全体の俊敏性と弾力性を高めることが可能だとしている。
- 「コネクテッドサイト」により、拠点内の備品資産の追跡、従業員の安全性向上、設備の信頼性向上、および業務効率化が可能になる
- 「コネクテッドモビリティ」は、移動中の資産を追跡して、信頼性の高い物流と安全な輸送を実現する
- 「コネクテッドプロダクト」は、製品トレーサビリティによって、コンテナから個々の製品に至るまでのレベルで、エンドツーエンドのサプライチェーンを可視化することができる
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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