Palo Alto Networksは、攻撃対象領域を管理するソリューションを提供しているExpanseの買収を完了したことを発表した。
Expanseのソリューションは、公開されている資産を継続的にスキャンすることで、セキュリティに独自の可視性をもたらすという。たとえば、インターネット全体で公開されているサーバーをスキャンし、アウトバウンド通信の挙動を分析することで、脅威の侵入を検出することも可能だとしている。
Palo Alto NetworksのCortex製品群とExpanseのインターネット収集データ、属性データを統合することで、攻撃対象領域を危険にさらす可能性のある、公開または把握できていない外部資産に対してCortexの機能が拡張されるという。
Palo Alto Networksの会長兼CEOであるニケシュ・アローラ(Nikesh Arora)氏は、「Expanseを正式にPalo Alto Networksの一員に迎えることができ、大変嬉しく思います。SolarWindsの脆弱性により、企業は改めて攻撃対象領域の拡大と脅威の高度化に直面していることを認識しました。Expanseの機能をPalo Alto Networks のCortexに統合することで、攻撃対象領域の管理から脅威の検出、さらに対処までをカバーする業界初の総合的なソリューションを提供することが可能となります。両社が手を取ることで、CISOやセキュリティ運用チームは、あらゆるセキュリティ脅威に対して能動的に対処できます」と述べている。
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