Citrix Systems(以下、Citrix)は米現地時間1月19日、Wrike(ライク)を、22億5,000万ドルの現金で買収する最終契約を締結したことを発表した。
今回の買収により、Citrixのデジタルワークプラットフォームと、Wrikeのワークマネジメントソリューションが統合される。これにより、チームコラボレーションの自動化・合理化、すべての従業員のワークフロー統一、業務実行の簡素化、従業員の有効性と生産性向上などのワークマネジメント機能が提供される。また、Wrikeのクラウドへのデリバリー機能が加わることで、SaaSベースのワークプラットフォームの提供が可能になるという。
Wrikeの創立者兼CEOであるアンドリュー・ファイレブ(Andrew Filev)氏は、「CitrixとWrikeは仕事から複雑さと混乱を軽減し、すべての人、チーム、組織が最高のパフォーマンスを発揮できるようにするという共通のビジョンとミッションを『未来の働き方』に関して持っています。両社が手を組むことによって未来のワークスペースを実現し、ワークエクスペリエンスを真に変革すると共に、目標を超えてビジネスを前進させるための革新的なソリューションを人々に提供できると確信しています」と述べている。
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