Veeam Software(以下、Veeam)は、2020年度の通期決算を発表した。
2020年度は、1月9日発表のInsight Partnersによる50億ドルでの買収完了に始まり、各セグメントで成長、拡大しているという。第4四半期には、Kubernetesバックアップとディザスタリカバリの市場を牽引するKastenを買収し、売上高は過去最高を記録したとしている。
2020年第4四半期および2020年度業績
- ガートナーによる「2020年マジック・クアドラント」のデータセンター・バックアップおよびリカバリソリューション部門のリーダーに選出。初めて実行能力で総合的に最高評価された
- IDCが発表した最新の「20年上期IDC Semi-Annual Software Tracker for Data Replication & Protection」では、市場の上位5社やその他のベンダーを合わせた売上高、および市場全体の平均値の中で、前年同期比で最も早く売上高を伸ばしたことが示されている
- 2020年にVeeam Backup & Replication v10、Veeam ONE v10など、16のメジャーリリース(アップデートを含むと25以上)を発表し、数百の新機能を実装した
- Veeam Backup & Replication v10のダウンロード数は、2020年2月下旬の一般提供開始から65万件を超え、1分間に平均1回以上のダウンロードを記録している
- エンタープライズ環境に最適な新機能並びに機能強化を継続的にリリースし、大口取引が前年比250%増となった
- フォーチュン500の82%、グローバル2000企業の69%を占める顧客を擁している
- Veeam ユニバーサルライセンス(VUL)は、前年同期比56%増を記録した
- 5年連続で「Forbes 2020 Cloud 100」に選出されるなど、2020年に20以上を受賞した
- HPE、Cisco、NetApp、Lenovoとの技術提携再販契約は、前年同期比16%の成長を記録した
Veeamの最高経営責任者(CEO)であるビル・ラージェント(Bill Largent)氏は、「2020年初めからのかつてない課題や予測不能な状況にもかかわらず、Veeamは2年連続で受注額10億ドルを超え、年間経常収益(ARR)前年比22%増に達する急成長を続けています」と述べている。
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