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Red Hat、新たなマネージド・クラウドサービスでポートフォリオを拡張

  2021/05/17 12:21

 Red Hatは米現地時間4月27日、新しいマネージド・クラウドサービスによってオープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーのポートフォリオを拡張することを発表した。

 「Red Hat OpenShift API Management」、「Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka」および「Red Hat OpenShift Data Science」は、組織がクラウドネイティブ・アプリケーションを構築し、ハイブリッド環境全体にわたってデプロイ、管理、およびスケーリングする際に、フルマネージド型の効率化されたユーザー体験を提供するように設計されているという。これらのサービスは「Red Hat OpenShift Dedicated」と統合され、マルチクラウド上で共通の機能セットを提供するとしている。

新サービスの機能

  • Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka:リアルタイムのデータストリームをその所在にかかわらず容易に作成、検出、および接続できるように設計されている
  • Red Hat OpenShift Data Science:機械学習(ML)モデルをより迅速に開発、訓練、およびテストし、コンテナ対応の形式でエクスポートするための手段を提供する
  • Red Hat OpenShift API Management:API ファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションの提供にともなう価値の実現を迅速化し、運用コストを低減する
Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafka

 オープンソースのApache Kafkaプロジェクトに基づくRed Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、開発チームがストリーミング・データをより容易にアプリケーションに組み込むことを可能にするという。Red Hat OpenShift Streams for Apache Kafkaは、フルマネージドおよびホステッド型の Kafkaサービスとして提供され、開発者はデータ収集や処理のような基本的な要件を気にすることなく、アプリケーションを迅速に作り上げることに集中できるという。また同機能は、開発者プレビューとして提供され、一般提供の開始は今年中と予想されている。

Red Hat OpenShift Data Science

 同機能は、オープンソースのOpen Data Hubプロジェクトに基づいて構築されており、インフラストラクチャの要件をともなわずに機械学習モデルの開発、訓練、およびテストを迅速化する。また、Red Hat MarketplaceのISVソリューションを含む特定のパートナークラウドサービスと統合されたAI as a Serviceプラットフォームの基盤として、一般的なデータサイエンス・ツールを実装しているという。OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとしてベータ版で提供され、一般提供の開始は今年中と予想されている。

Red Hat OpenShift API Management

 同機能は、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)の包括的なライフサイクル管理を、Red Hat OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに提供。マネージド運用とOpenShiftのネイティブ統合を組み合わせることで、組織はAPIファーストによるマイクロサービスベースのアプリケーションを構築、管理、およびスケーリングする上で、インフラストラクチャではなくイノベーションと開発に集中することができるという。また、アクセス制御、使用状況の監視、共通APIの共有や、単一のDevOpsパイプラインを通じてアプリケーション環境全体を発展させる機能によって、独自のAPI管理プログラムを作り上げることも可能だとしている。同機能は現在、Red Hat OpenShift DedicatedとRed Hat OpenShift Service on AWSに対するアドオンとして提供されているという。

 これらの新しいマネージド・クラウドサービスは、Red Hatが提供する従来のRed Hat OpenShiftポートフォリオに基づいて構築されており、すべての主要なパブリッククラウドにわたって自己管理型およびフルマネージド型のKubernetesを提供する。これにより、Red Hatの顧客やパートナーは、オンプレミスのインフラストラクチャ資産や運用スタッフにかかわらず、Kubernetesプラットフォームに基づくオープン・ハイブリッドクラウド戦略を構築することが可能だとしている。

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