日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、Slack Technologies(以下、Slack)とのサービスパートナー契約を本年6月11日に締結したことを発表した。
IBMはグローバルで従業員がSlackを活用し、日本IBMにおいてもSlackをコミュニケーション変革や生産性向上の取り組みとして活用。また、幅広い業務システムとの連携も進めている。たとえば、システム運用プロセスにSlackを組み込み、障害アラートをSlackチャンネルへ連携することで速やかな対応につなげたり、Slack上でボットを使って交換部品の在庫確認やオーダーをチャット形式で実行できたりする取り組みがあるという。
同社では、このような自社で培ってきた経験やスキルや知見を生かして、Slackとともに、企業の組織変革や新しい働き方の実現に向けた取り組みを進めるとしている。
具体的には、新しい働き方の導入・定着に向け、IBMが提唱する30以上のユースケースの提供やコンサルティング、ビジネスと連動したコラボレーション基盤の構築などを共同で提供。特に、AIやアナリティクスといった最先端テクノロジーとSlackとの連携を通じ、より高度な業務プロセスの変革を加速するとしている。これにより、チームとしての組織力を強化し、加えて業務の効率化や生産性向上を図ることができ、デジタル・トランスフォーメーションを推進できるようになるという。
今回の発表により、コミュニケーションやコラボレーションを核としたさらなる価値の提供を強化するとしている。
【関連記事】
・82%がパスワードを使い回し【IBM Security調査】
・IBM、米国連邦政府機関を支援するためのサイバーセキュリティー・センターを設立
・日本IBMとSAPジャパン、KDDIのタレントマネジメントシステム構築を支援