Alteryx(以下、アルテリックス)は、マクラーレンF1チームの支援を目的にマクラーレン・レーシングと数年にわたる技術提携を発表した。
アルテリックスは、以下を含むサポートを通して、マクラーレンF1チームのデータ分析を強化するという。
- デジタルマニュファクチャリング:レーシングカーのプラニング、生産および開発の段階でリアルタイムの自動分析やモデリングによる効率化を図ることで、製造の最適化とコスト削減を実現する
- レース当日の物流:地理空間分析やビジネスプロセスの自動化でプロセスとタイミングを最適化することで、車両や部品の搬送ミスというリスクを減らす
- ファンとの交流:レース日程に合わせて人間の行動や感情を自動分析し、ファンとの交流を促す
- バックオフィスの自動化:自動分析の範囲を広げることで、データの価値を最大化できる実用的な知見を表面化させると同時に、運営費を削減して効率化を図る
マクラーレン・レーシングの最高経営責任者(CEO)ザック・ブラウン(Zak Brown)氏は、「レースに携わる人たちは、知識を洗練させ、競争に打ち勝つことを常に考えています。アルテリックスとの提携によって、データの収集方法が一変しました。インテリジェントな自動分析によって、瞬時にデータを分析でき、迅速な意思決定を行う環境を簡単に手に入れることができました。2021年以降のシーズンに向けて効率化を図るなかで、業界をリードする分析ソリューションであるアルテリックスとの提携に期待が膨らみます」と述べている。
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