日本オラクルは3月10日、ドラッグストアチェーンのウエルシア薬局が全国店舗で利用する総合経営支援システムの基盤に「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」が採用され、 稼働を開始したことを発表した。
ウエルシア薬局では DXの推進や急速な事業拡大にともない、 システム基盤拡張とリソースの増減が求められていた。また長年利用している「Oracle Database」との親和性や価格性能を鑑み、 OCIで提供される「Oracle Database Cloud Service」を選定。
これにより同社で課題となっていた、新規店舗への迅速なシステム展開やリソースの増減もシステムを停止させることなく可能になったという。
また年次の不要データ削除のため設けられていた約1日半のシステム停止も不要になったほか、夜間バッチに要する時間がオンプレミス環境と比較すると約2時間短縮されている。
同社では今後、現状オンプレミス環境で稼働している業務系システムやDR環境のクラウド移行など、さらなる調剤DXの推進およびビジネス拡大に向けてOCIの利用拡大を検討しているとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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