Pendo.io Japanは、「システム導入最終意思決定者」への調査結果を公表した。なお、2020年以降に従業員500人以上の企業に所属する該当者に実施したものだとしている。
所属組織に導入したことのあるシステムでは、1位に「グループウェア」2位「ビデオ会議」3位「自社開発」というランキングとなり、傾向としてコロナ禍で業務効率化やコミュニケーション活性化が期待されるシステムが採用されたと思われる。
「新システム導入のきっかけ」項目では、1位「経営陣から言われた」3位同率で「ニュース記事を見た」「部下等から提案された」が挙がっている。導入する際に重視する経路としては 1位「付き合いのあるSlerやベンダー」、2位「ネットニュースのまとめサイトやニュース記事」と2位までで半数以上の回答を占めているという。
なおシステム導入するにあたって「ROIを設定する上での課題」として、数値で測れない定性的な要素を定量的に出すことが挙げられている。
ROI向上のための取り組みとしては、現場やエンドユーザーの利便性の向上具合は工数削減具合など、定性的な指標から定量的な数値へ換算するなどの意見が見受けられるという。また、システム利用率が低い状況が続いた場合に取った対応という項目では、現場部門担当者の利用支援が回答率トップではあったものの、約半数でシステム使用を止めたという決定も下されていた。
【関連記事】
・マクニカ、Pendoと国内初となる販売代理店契約を締結
・プロダクトアナリティクスSaaSのPendoが日本上陸、CDO/CIO支援に見出した商機
・新システム導入時のデータ移行や他システム連携時に注意すべきポイント