シスコシステムズは、統合プラットフォーム「シスコセキュリティクラウド」の計画を発表した。
同社セキュリティクラウドは、オープンプラットフォームとして設計。特定のパブリッククラウドにロックインされることなく、ITエコシステム全体の整合性を保護するという。同クラウドを構成する主なソリューションは、以下のとおり。
- Secure Access:次世代のゼロトラストを実現するため、ユーザーやデバイスID、デバイスの状態、脆弱性、セキュリティ侵害インジケータを検証。Continuous Trusted Access(継続的なアクセス)を可能にするソリューションを構築するという
- Secure Edge:Secure Access Service Edge(SASE)の統合ソリューション「Cisco+ Secure Connect Now」を提供。同ソリューションを活用することで、顧客は日々の業務をプラットフォームで実行できるとしている
- Secure Operation:カスタムリサーチを提供する「Talos Intelligence On-Demand」を新たに追加。インシデントを検知し対応するため、アラートを自動的に「SecureX」に提供、MITRE ATT&CKにマッピングする機能を「Cisco Secure Cloud Analytics」に追加したという。また、「SecureX device insights」の一般提供や、脆弱性の優先付けを強化するためKennaとSecure Endpointを統合した
- Simplification:新しく統合された「Secure Client」によりポートフォリオを簡素化。「AnyConnect」「Secure Endpoint」「Umbrella」を含むCisco Secure Agentの半数が2022年秋までに統合され、順次追加予定だという
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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