凸版印刷は、秘匿性の高い通知物をデジタル化し、個別に配信する通知物電子送付サービス「Speed Letter Plus(スピードレタープラス)」を、2022年7月から販売開始することを発表した。
「Speed Letter Plus」は、これまで紙で送付していた秘匿性の高い通知物を、デジタル化して安全安心かつ簡便に送付するサービスだ。具体的には、まず現状の通知物の作成・送付方法をヒアリングし、最適な電子送付方法を検討・設計。
そのうえで、マイナンバーカードなどによる本人確認を行ったIDに基づいてデジタルデータ化した通知物を電子送付するという。

これにより、自治体は通知物の印刷・封入・封緘作業などの負荷低減と、制作や郵送などのコスト削減、ペーパーレス化の推進、配送・閲覧状況の管理を行うことが可能となるという。また、住民側でも広告などの表示がなく、必要な通知物の情報を受け取れることが可能で、閲覧と保管・管理などの利便性が向上するとしている。
なお同社と京都市は、通知物の作成から送付までの業務における通知物電子化に関する実証実験を、試行として市役所内の職員間のみで2022年7月から開始するとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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