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富士通Japan、病院の電子カルテと会計システムをクラウド化した新サービスを提供開始

 富士通Japanは、病院のDXを加速するため、病院の電子カルテシステムと医事会計システムをクラウド化した500床規模の大中規模病院向けクラウド型電子カルテサービス「Fujitsu ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX Cloud 」(以下、HOPE LifeMark-HX Cloud)を、2022年8月1日より提供開始すると発表した。

 「HOPE LifeMark-HX Cloud」は、クラウド化によってAI問診など外部サービスとの連携に必要なWEB-APIが利用しやすくなることから、さらなる患者サービスの向上や院内業務の効率化、病院経営の改善に貢献できるという。また、次世代医療情報標準規格であるHL7 FHIRに対応しているため、医療情報連携の強化と診療データの利活用につながるとのこと。

 セキュリティ面では、「データセンター安全対策適合証明」を取得した富士通のデータセンターで運用する。データセンター内においては、ハードウェアの二重化やフェールオーバー機能の搭載、災害時の回線不通対策として複数キャリアを用いた回線の二重化や電子カルテデータを参照できる専用サーバを院内に配置することで、業務継続性を強化しているとのこと。

 電子カルテや医事会計サーバをクラウド化することで、同ソリューションのオンプレミス型と比較して約50%程度サーバ数を削減。定期保守やハード故障時の保守といったサーバ管理費や電気代など、稼働後の運用までトータルでシステムコストの削減が可能となるという。

 同社は今後、サービスの提供範囲をさらに大規模な病院へと拡大すると同時に、ハードウェアやサービスなど日々の利用実績に応じた従量課金サービスも提供予定としている

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