富士通とFujitsu Australia Limited(以下、富士通オーストラリア)は7月7日、ServiceNowのアジア太平洋地域最大の独立系コンサルティング会社「Enable Professional Services」を買収すると発表した。
この買収は、富士通グループのDXビジネスの拡大に向けた戦略的M&Aの一環として行うものだという。Enable Professional Servicesは、買収後もCEOであるBruce Hara氏が継続する予定。また、当面は富士通グループの独立した企業として運営し、社名は 「Enable, a Fujitsu company」 に変更するという。
富士通オーストラリアは、Enable Professional Servicesを買収することで、現地の顧客にServiceNowのサービスマネジメントアドバイザリー、コンサルティング、デリバリーサービスをより迅速に提供できるようになるとしている。また、製造、金融、通信を含む複数の業界における富士通グループの知見が増すとともに、顧客基盤の拡大も見込んでいるという。
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