鹿島建設と日本電気(以下、NEC)は9月8日、自動化施工システムの提供・普及・展開を目的とした事業の可能性を検討する合弁会社「株式会社KNC Planning」を設立した。
KNC Planningは、鹿島建設が開発した自動化施工システム「クワッドアクセル(A4CSEL)」を核として、NECが培ってきた通信インフラ技術やAIを活用したデータ分析技術などを統合することで、施工のDXによる業務フローの変革を図っていくという。その前段として、様々な技術を内包するA4CSELを汎用化、一般化するために必要な技術の精査や、技術的実現性や経済的有効性を検証。その上で、自動化施工システムを普及・展開することを目的として、事業の成立性を検討していくとしている。
また、同社は新事業に賛同するパートナーを募り、課題解決に貢献できるスキームを早期に整えていくという。
合弁会社の概要
- 社名:株式会社KNC Planning
- 社長:高田 悦久氏(鹿島建設 専務執行役員)
- 設立年月:2022年8月10日
- 資本金:4000万円
- 出資比率:鹿島建設 50%、NEC 50%
- 従業員数:6名
- 事業内容:事業準備会社、事業化移行後の顧客/パートナー発掘、事業会社化への移行に関する諸準備(事業形態検討・事業計画立案)
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