ワークスアプリケーションズ・フロンティア(以下、WAPF)は、鹿島建設(以下、鹿島)が、WAPFのERPパッケージソフトウェア「HUE SCMシリーズ」を導入し、運用サービスを開始したと発表した。
鹿島は、HUE SCMシリーズに加えて、ワークスアプリケーションズ・グループが提供する経理・財務会計システム「HUE ACシリーズ」も同時に導入。併用することで、単一のパッケージで工事ごとの損益管理から全社決算まで幅広い会計業務への対応が可能になるという。また、クラウド環境の利用により、場所を問わず業務ができるようになり、テレワークの実現・推進にもつながっている。
また、従来は会計伝票や領収書、請求書を合わせた年間約100万枚もの書類を回覧・保管していたが、ペーパーレス化も実現。保管スペースやコストの削減、情報のデータ化による検索機能向上等、業務効率の改善が可能となった。
システム導入等における社内ユーザー教育や説明会は、クラウド利用の特性を活かして、WEB会議ツールを活用したフルリモートで実施。約10,000人のシステム利用者からの問い合わせも、WEB会議ツール等を使用した運用フローを確立したという。
同社は今後、「鹿島DX」と題して、中核事業の強化(建設DX)・新たな価値創出(事業DX)・経営基盤整備(業務DX)の3つの領域で、DXを戦略的に推進していくとしている。
【関連記事】
・鹿島建設、金沢工業大で建設業DXを学ぶ講座開講 データ分析などの実業務も
・NTT Com、鹿島建設のデータドリブン経営を「SDPF」で実現へ
・鹿島建設、「Oracle Learning」を採用し戦略的な人材管理・育成を目指す