SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

オラクル「MySQL HeatWave」がAWSで利用可能に Amazon Auroraと差別化図る

 オラクルは米現地時間9月12日、「MySQL HeatWave」がアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)で利用可能になると発表した。

 MySQL HeatWaveは、OLTP、分析、機械学習、機械学習ベースの自動化を単一のMySQLデータベース内に統合したサービス。今回、AWSユーザーは、別々のデータベース間で時間のかかるETL(Extract:抽出、Transform:変換、Load:ロード)の複製を必要とせず、単一サービスでトランザクション処理、分析、および機械学習のワークロードを実行できるようになったという。

 MySQL HeatWave on AWSの特徴は以下のとおり。

  • 価格性能:4TB TPC-Hベンチマークにおいて、Amazon Redshiftの7倍、Snowflakeの10倍、Google BigQueryの12倍、Azure Synapseの4倍の価格性能を提供。機械学習の場合、Redshift MLより25倍高速だという。10GBのTPC-Cワークロードにおいては、高い同時実行性で、Amazon Auroraと比較して最大10倍のスループットを持続的に提供する
  • ネイティブなAWSエクスペリエンス:アプリケーションのミリ秒レベルのレイテンシとリッチなインタラクティブ・コンソールにより、ネイティブ・エクスペリエンスを提供する。スキーマやデータの管理を容易にし、コンソールからインタラクティブにクエリを実行。ユーザーは、クエリ性能や、プロビジョニングされたリソースの利用状況を監視できる
  • 高度なセキュリティ機能:Amazon Auroraとの差別化を図るために、複数の包括的なセキュリティ機能を提供。サーバー側のデータ・マスキングと匿名化、データの非対称型暗号化、データベース・ファイアウォールなどが含まれる。データの非対称型暗号化により、開発者やDBAは機密データの保護を強化し、ドキュメントに署名する人の身元を確認するための電子署名を実装。データベース・ファイアウォールは、SQLインジェクションなどのデータベース固有の攻撃に対するリアルタイムな保護を提供する
  • MySQL Autopilot:プロビジョニング、データ管理、クエリ実行、障害処理など、アプリケーション・ライフサイクルの様々な側面において、ワークロードを考慮した機械学習ベースの自動化を提供。自動プロビジョニング、自動並列ロード、自動エンコーディング、自動データ配置、自動スケジュール、自動クエリ計画改善、自動変更伝播、自動エラー処理などの機能がある。これらの機能を組み合わせることで、アプリケーションの性能を向上させ、ワークロードを実行するための最適な構成を予測することでコストを削減。手動によるデータベース管理を軽減できるという
  • 機械学習:MySQL HeatWave MLは、トレーニング、予測、説明を含むインデータベース機械学習機能を提供。これにより、ETLの複雑さ、レイテンシ、コストを発生させることなく、リアルタイムのデータに対しセキュアに機械学習を利用できるという。機械学習のライフサイクルを完全に自動化し、学習済みのモデルをすべてMySQLデータベース内に格納し、それらを別の機械学習ツールやサービスに移行する必要がない。MySQL HeatWave利用者は、追加料金なしで利用できるという

 MySQL HeatWaveは、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」やAWSを含む複数のクラウドで利用可能で、近い将来にはMicrosoft Azureでも利用可能となる予定。また、データベースのワークロードをパブリック・クラウドに移行できない企業では、「OCI Dedicated Region」の一部として利用可能だとしている。

【関連記事】
AT&T、オラクルとの戦略的契約を更新 5年延長でクラウド移行を加速
キンドリル、オラクルとのパートナーシップを発表 クラウドサービス分野で協業
オラクル、病院の患者データをクラウドサービスで一元管理 情報集約できめ細かいサービスを提供

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/16622 2022/09/14 11:55

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング