3月15日、ヴイエムウェアは「VMware Anywhere Workspace」プラットフォームの強化を発表した。
同社は、最新の「Workspace ONE SaaS」アーキテクチャを発表。今回、以下を実現しているという。
- パフォーマンスの向上と大規模な導入:数百万台におよぶ大規模なデバイスの導入を円滑に行えるとともに、リソース ワークロードでの高いパフォーマンスを実現。これにより、すべてのデバイスプラットフォームへのアプリとプロファイルのリソース提供が10倍以上高速化するとともに、コンソールのロード時間も改善されることで管理効率も大きく向上する
- 機能の実装を迅速化し、製品の品質も向上:モジュール型アーキテクチャの採用により、レスポンシブな開発と製品の信頼性向上を実現する
- 最新のSaaSプラットフォームによる新たな付加価値サービス:最新のアーキテクチャにより、Workspace ONE Freestyle OrchestratorやDesired State Managementなどの新しいプラットフォームサービスを強化。IT部門はローコード開発および自動化ツールキットを活用して、エンドポイント管理、セキュリティ、ユーザーエクスペリエンスなど重要なビジネス課題を解決できる
また同社は、Workspace ONE Marketplaceの一般提供を発表。Workspace ONE Marketplaceの統合により、サードパーティのクラウドアプリとの結合を実現するとともに、アクション、テンプレート、スクリプトを含むパッケージング済みソリューションを提供するという。さらに、Apps on Demand機能をベースにして新たに公開アプリ向けのApps on Demand機能を提供。公開アプリ導入に要していた管理時間やインフラコストを削減できるとしている。
同社エンドユーザー コンピューティング部門 上級副社長兼ゼネラルマネージャ シャンカー・アイヤー(Shankar Iyer)氏は、「ハイブリッドワークの要件が進化し続ける今、企業には、変化を常に注視しながら、変化に対応したポリシーを策定し、新たなワークフローを取り入れることが求められています。データサイエンスを活用した自動化は、業務効率の大幅な改善だけでなく、IT部門の変革にも寄与すると考えられています。VMwareが先頃、実施した調査レポートによると、企業の87%がこの2年の間に自動化への投資を増やしています。VMwareが本日発表したAnywhere Workspaceプラットフォームの機能拡張により、ITワークフローのあらゆるステップに対して、シームレスに自動化を組み込めるようになります」とコメントを寄せている。
【関連記事】
・VMware、SD-WANとSASEに関する機能強化へ Intelと協業拡大で新ソリューション提供も
・電池事業のGSユアサ、物理サーバー上の仮想マシン群を「VMware Cloud on AWS」へ移行
・VMware、「Tazu Application Platform」バージョン 1.3を発表