日本オラクルは、UCCホールディングスが、需給・製造・在庫・出荷などのサプライチェーン・データの一元化・可視化を目的に、「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」を採用したことを発表した。
今回の採用には、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」とその製品群である「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」と、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」が含まれる。
UCCグループは、生産国での生豆栽培から、原料調達、焙煎加工、販売まで、コーヒーに関わるすべてのバリューチェーンを垂直統合し、グローバルに事業を展開。しかし同社では、事業環境の変化への対応に加え、アプリケーションごとに散在したデータに起因する需給計画や、パートナーを含めた在庫管理への影響が課題となっていたという。
こうした課題を解決するため、今後のグループ全体が目指す変革に適合するプラットフォームとして、Oracle Cloud ERP、Oracle Cloud EPM、Oracle Cloud SCMを採用した。
SaaSの持つ標準プロセスを活用する標準化領域と差別化領域を単一のクラウド基盤上で疎結合なシステムとして構築できる点、柔軟にシステム導入・拡張でき、変化への対応力が高い点、ビジネス・プロセス全体を横断した業務の連携とデータの一元化を実現できる点を評価したという。
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