AI insideは、生成AI・LLM(Large Language Model/大規模言語モデル)の研究開発と社会実装を行う「XResearch(エックスリサーチ)」を創設した。
XResearchでは、140億パラメータの日本語LLMサービス「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を開発し、6月8日より企業・団体を対象にα版の利用受付を開始するとのこと。今後アップデートを重ね、高度な生成AI・LLM活用を実現するという。
また、個社ごとの利用目的・環境に合わせて生成AI・LLM運用を可能にするセキュアな専用環境を整備。その他パブリッククラウドとの連携も推進することで、企業・団体が抱える課題を解決するとしている。
XResearchは今後、PolySphere-1のサービス化および提供を通じて、生成AIの社会実装を加速させ、社会課題の解決に貢献するという。
AI inside 代表取締役社長CEO 渡久地択氏のコメント
生成AIとLLMは、ビジネス、教育、医療など、人類のあらゆる側面に革新的な影響を与える力強いテクノロジーです。AI技術の進展と、そこから生まれる超知性が、私たちの社会とどのように融和するのかという問いについて深く探求し、人類の進化や人々の幸福に最大限に寄与する方法を見出すことを「XResearch」の使命として、研究開発を続けてまいります。
PolySphere-1のコメント
第1弾となるプロジェクト「PolySphere-1」は、個々の企業や組織に合わせた生成AIやLLMサービスの提供を可能にするAI基盤の開発に重点を置くものです。この技術は、様々な産業や社会全体を変革する大きな可能性をもっていると考えています。各企業の利用目的や環境に合わせた生成AIやLLMの運用を、世界で初めて実践していくことを期待してます。
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