大日本印刷(以下、DNP)は、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したパッケージサービスの提供を開始すると発表した。同サービスは、自治体が抱える「地域の魅力発信」「産業振興の促進」「相談業務の支援」「地域コミュニティーの活性化」に寄与するという。
DNPは2021年から、リアルとバーチャルの空間を融合するXR(Extended Reality)の技術を活かし、新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を展開。また、空間を構築するXRロケーションシステム「PARALLEL SITE」も提供している。今回、これらの機能を活用して、地域の課題解決に向けて簡易的な実証段階から利用できるサービスを開発し、全国の自治体向けに提供するとのことだ。
同社は今後も、自治体の各部署が抱える課題に対応した新たな機能・サービス等を開発・拡充し、地域の課題解決や創生に貢献していくとしている。
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