IFRS支援室は、営業、マーケティング、パートナー、サービス、開発などSAPジャパンの全部門にまたがる横断的な組織で、各部門からの社員約15名がコアメンバーとなり活動にあたる。企業がIFRSへ移行するにあたって直面する様々な課題や質問に対して対応窓口を一本化することにより、IFRS対応を迅速かつ包括的にサポートすることを狙いとしている。
「支援室の設立により、多くの事例やノウハウを一元化・共有することで、支援レベルの向上を図りたい」と語るのはバイスプレジデント ビジネスユーザー&プラットフォーム事業本部 副部長の桐井健之氏。日本ではまだ情報自体が不足しているIFRS対策に関して、「些細な疑問点などを気軽に相談してもらえれば」とのこと。

なお、SAPが提供するIFRS対応ソリューションには、日々の経理・会計業務支援を行うSAP ERP Financialsと連結決算開示に関わる連結管理を支援するSAP BusinessObjects Financial Consolidationがある。SAPでは、ヨーロッパを中心に全世界で4000社を超えるIFRS導入実績とそこから得た経験を活かし、「IFRS支援室」を通じて最適な導入ノウハウを提供していく構えだ。
また、IFRS支援室と併行してSAPでは、「IFRS CONFERENCE」の全国ロードショーを東京(9/15)、福岡(9/17)、名古屋(9/18)、大阪(11月予定)で開催する。イベントでは、日本企業が円滑にIFRSに対応していくための方法について、SAPおよびSAPパートナーより具体的なソリューションや海外事例が紹介されるという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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